ノーリツ鋼機グループは、2019年度から2021年度にかけて行ってきた事業再編を経て、前中期経営計画FY25で新たな事業ポートフォリオに立脚した経営基盤の構築を進めてまいりました。2025年2月には、2030年を目標に据えた新中期経営計画FY30を策定・公表し、グループの中長期的・持続的成長の実現に向けたさらなる飛躍のステージに入っております。
当社グループでは、サステナビリティ経営の推進を通じて様々な社会課題に対応すべく、2021年度に当社のミッション（存在意義：社会と人々に豊かさを）やビジョン（将来の姿：No.1/Only1を創造し続ける事業グループ）、ビジネスモデル、ステークホルダーの皆様の視点を踏まえて項目の抽出を行い、4つのマテリアリティ（重要課題）を設定しています。また、「マテリアリティ対応計画」と目標も公開し、マテリアリティを基礎とした環境・社会・ガバナンス上の課題解決に向けた取り組みを進めています。
当社は2023年より、当社グループの目指すビジョンとその実現プロセスをお伝えすることを目的として統合報告書を制作しておりますが、今年も2024年の取り組みを中心にご報告する『統合報告書2025』を皆様にお届けする運びとなりました。この度の報告書制作にあたっては、当社グループの経営方針、事業の現況、成長戦略、社会的価値の創出やサステナビリティへの取り組み等に加え、グループ各社の事業基盤や持続的成長に向けた具体的な取り組みをご理解いただくためのコンテンツを充実させました。当社グループへの理解を深めていただく一助となりましたら幸甚です。
引き続き、株主・投資家の方々をはじめとする、さまざまなステークホルダーの皆様との間に良好な関係を構築することを大切にしながら、4つのマテリアリティに経営資源を積極投入し、顧客価値と社会価値の創出を通じて持続的成長を目指してまいります。
